海外では当たり前——ドラマ型SNS動画で顧客の感情を動かす戦略
2026/06/23
「うちのSNS、毎月投稿しているのにフォロワーがまったく増えない……」——名古屋の中小企業の経営者から、こういった相談をいただくことが増えています。商品紹介、スタッフ紹介、施工事例……きちんと情報を届けているはずなのに、なぜか人が動かない。その根本原因の一つは、コンテンツが「情報」で止まっていて、「感情」まで届いていないことにあります。海外では今、この課題を解決する「ドラマ型SNS動画」——いわゆるマイクロドラマ——が中小企業のマーケティングに本格的に取り込まれています。日本では馴染みが薄いこの手法ですが、私は名古屋の企業にとっても大きなチャンスになると考えています。
世界で急拡大するマイクロドラマ市場
Deloitteのレポートによると、マイクロドラマ(縦型ショートドラマ)は2026年に全世界で78億ドル(約1.2兆円)の収益を生み出すと予測されています。中国ではすでにショートドラマ市場が映画の年間興行収入を上回る規模にまで成長し、米国でもミレニアル世代・Z世代の約30%がこのジャンルを認知し、そのうちほぼ半数が「1年前よりも視聴量が増えた」と回答しています。
なぜここまで急速に普及しているのか。それは「続きが気になる」という感情設計にあります。マイクロドラマは1本で完結させず、次のエピソードが見たくなる展開をあえて作ります。視聴者は気づかないうちにそのブランドのファンになっている——これがドラマ型の最大の強みです。ただの広告ではなく「見たいコンテンツ」として受け取ってもらえるため、スキップされにくく、記憶にも残りやすいという特性があります。
海外事例から学ぶ「感情を動かす構造」
海外ブランドのドラマ型動画に共通しているのは、商品やサービスを直接紹介するのではなく、「登場人物の感情体験」を物語の中心に置いていることです。
韓国のアパレルブランドが展開した「職場でのすれ違い」をテーマにしたSNS動画シリーズは、商品を直接映すことなく350万リーチを達成しました。視聴者が「これ、うちの会社みたい」と共感した瞬間に、自然とブランドへの親近感が生まれるのです。私が海外の動画マーケティング事例を調べると、日本の中小企業がまだ取り組んでいない手法が山ほどあります。それを名古屋の企業に合わせてローカライズして提案するのが、Chain-Moviesの強みの一つです。
感情設計の基本は「共感→変化→希望」という3幕の流れです。お客様が困っていた場面から始まり、解決の瞬間を見せ、その後の明るい変化で終わる。このシンプルな構成が、視聴者の心を最後まで引きつけます。
名古屋の中小企業がすぐ実践できること
「ドラマ動画なんて、うちには無理」と感じる経営者も多いと思います。でも、大きな制作費や俳優は必要ありません。たとえば次のような形から始めてみてください。
① お客様が困っていたこと → 解決した瞬間 → その後の変化を30秒の縦動画にまとめる
② スタッフが「今日、お客様に言われた嬉しい一言」を素直に語る短い動画を投稿する
③ 経営者自身が「なぜこの仕事を始めたのか」を60秒で正直に語る動画を撮る
これだけで、情報発信から「感情発信」に切り替わります。私が名古屋のクライアントのSNS運用を支援していると、同じ内容でもテキスト投稿と比べて動画投稿のほうが平均5〜8倍リーチが広がることを体感しています。感情に刺さるドラマ型動画なら、その効果はさらに上を目指せます。
まとめ「物語を持つ会社」が選ばれる時代
「物語を語れる会社」が選ばれる時代が、もうそこまで来ています。海外では当たり前になりつつあるドラマ型SNS動画は、今まさに日本の中小企業が先手を打てる領域です。テレビ局・映像制作会社を経て17年以上映像に携わってきた私だからこそ、「感情を動かす映像の設計」を御社に合わせてご提案することができます。一緒に御社だけの「物語」を作っていきましょう。

