採用動画の社員インタビューは何を聞く?本音と具体性を引き出す7つの質問
2026/09/10
結論:採用動画の社員インタビューでは、「会社の魅力は何ですか」と広く聞くより、入社前の不安、実際の仕事内容、失敗と支援、成長、チームの関わり、向いている人、入社後の変化を具体的な出来事として聞く方が、求職者が働く姿を想像しやすくなります。答えを暗記してもらうのではなく、事実確認と本人確認を行いながら、自分の言葉で話せる質問順を設計しましょう。
採用動画の質問設計で大切な3点
- 抽象語を出来事へ変える:「風通しが良い」ではなく、いつ・誰に・どう助けられたかを聞く
- 良い面だけにしない:大変だったことと、乗り越えるための支援をセットで聞く
- 公開前に確認する:労働条件や制度は担当部署が事実確認し、出演者にも最終映像を確認してもらう
なぜ「質問」が採用動画の伝わり方を左右するのか
社員インタビューは、求人票だけでは伝わりにくい仕事の進め方や職場の雰囲気を、実際に働く人の言葉で伝えられる方法です。ただし質問が抽象的だと、「やりがいがあります」「雰囲気が良いです」といった似た回答に集まりやすくなります。
厚生労働省の「求職者等への職場情報提供に当たっての手引」では、求職者が知りたい情報の例として、事業・業務内容、習得できるスキル、入社後のキャリアパス、働き方、研修制度などが整理されています。採用動画でも、「この職種で、どのような一日を送り、誰と働き、何に難しさを感じるのか」まで聞くことが重要です。
本音と具体性を引き出す7つの質問
1.入社前に不安だったことは何ですか
現在の満足だけでなく、応募時の不安から聞くと、視聴者と同じ目線で話しやすくなります。「その不安は入社後どう変わりましたか」と続けます。
2.普段の一日を、出社から退勤まで教えてください
仕事内容を職種名だけで終わらせず、行動の順番にしてもらいます。顧客対応、社内相談、個人作業、現場移動などが見えると、必要な追加撮影も判断しやすくなります。
3.仕事で難しかった出来事と、助けてもらったことは何ですか
難しさだけでは不安を強め、良い話だけでは実態が見えません。「何が難しかったか」「誰がどう支援したか」「その後どう変わったか」を一組で聞きます。
4.成長したと感じた具体的な場面はありますか
入社当初はできなかったこと、任されるようになった仕事、学び方を聞きます。研修制度がある場合は、制度名だけでなく実際にどう使ったかまで確認します。
5.チーム内では、どのように相談や情報共有をしていますか
「仲が良い」「風通しが良い」を、朝礼、チャット、会議、現場での声かけなど日常の行動に置き換えます。
6.この仕事に向いているのは、どのような人だと思いますか
理想像を並べるのではなく、現場で役立つ姿勢や行動を聞きます。「向いていない人」を断定せず、活躍しやすい条件として伝えます。
7.入社後、自分や生活にどのような変化がありましたか
仕事の技術だけでなく、考え方、顧客との関わり、時間の使い方など、本人が実感した変化を聞きます。過度な成功談にせず、本人の経験として話せる範囲に留めます。
撮影前・撮影中・公開前の進め方
| 段階 | 行うこと | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 企画 | 職種、配属先、求職者の疑問、伝えるべき事実を整理 | 魅力を全部1人に話してもらう |
| 事前ヒアリング | 出演者の経験から公開できる具体例を見つける | 完成原稿を丸暗記してもらう |
| 撮影 | 出来事・行動・変化を追加質問する | 会社が言わせたい答えへ誘導する |
| 編集 | 求職者の問いごとに回答を整理し、仕事映像を組み合わせる | 前後関係を切り、発言の意味を変える |
| 公開前確認 | 人事・現場・出演者が事実、表現、個人情報を確認 | 古い制度や例外的な働き方を一般化する |
自然な回答を引き出すコツ
- 最初は所属、担当業務、一日の流れなど答えやすい質問から始める
- 一度に一つだけ聞き、答えを聞いてから次へ進む
- 「最近では」「入社1年目には」と時間軸を足す
- 沈黙を急いで埋めず、考える時間を確保する
- 一度で完璧に話してもらわず、内容を確認しながら短く撮り直す
公開前に確認したい5項目
- 仕事内容や配属先の説明が現在の実態と一致しているか
- 給与、勤務時間、休日、制度などを誤解させる表現がないか
- 顧客名、社内資料、パソコン画面、個人情報が映っていないか
- 個人の感想を全社員共通の事実として見せていないか
- 出演者本人が発言のつながりと公開範囲を確認しているか
よくある質問
Q.質問は事前に渡した方がいいですか?
A.テーマと主な質問は共有し、思い出してほしい出来事を考えてもらいます。ただし完成原稿の暗記ではなく、要点だけの共有がおすすめです。
Q.回答が短い時はどうしますか?
A.「いつの出来事ですか」「誰と取り組みましたか」「前後で何が変わりましたか」と、時間・人物・行動を一つずつ追加で聞きます。
Q.大変だったことを入れても問題ありませんか?
A.仕事内容の現実を伝えるうえで役立ちます。不安だけを残さないよう、支援体制、改善方法、乗り越え方もセットで伝えます。
Q.社長と社員、どちらを出演させるべきですか?
A.社長は会社の目的や未来、社員は日常の仕事や職場の実感を伝えやすいため、求職者の疑問に応じて組み合わせます。
Chain-Moviesが支援できること
Chain-Movies株式会社は、採用用プロモーション動画について、求職者の疑問整理、社員ヒアリング、質問設計、撮影、編集、公開先に合わせた再構成まで支援します。名古屋市を拠点に全国対応が可能です。遠方の場合は交通費をご相談します。
採用動画の質問設計から相談しませんか
初回相談は無料です。採用したい人物像、現在の応募課題、出演候補者を伺い、動画で答えるべき疑問と撮影の進め方を整理します。
出典
確認日:2026年9月10日
本記事は一般的な情報を提供するもので、個別の法的判断を行うものではありません。


