企業サイトの実績紹介は何を書く?相談前の判断を助ける5つの情報
2026/10/13
結論:企業サイトの実績紹介には、「相談前の課題」「自社の担当範囲」「判断と工夫」「確認できた結果」「同じ課題を持つ人の相談先」の5つを載せます。
完成写真や動画に説明を添えるだけでなく、誰のどんな状況に対応した仕事なのかを明らかにしましょう。売上や応募数の変化を確認できない場合は、制作・納品した内容と利用状況を正確に書き、成果を推測で補わないことが大切です。
※この記事の画像はすべてAI生成イメージで、実際の顧客・制作現場を撮影したものではありません。
なぜ完成写真と案件名だけでは判断しにくいのか
実績紹介を見る人が知りたいのは、仕上がりだけとは限りません。「自社と似た相談に対応できるか」「どこまで任せられるか」「何を準備すればよいか」も、依頼前の判断材料になります。
たとえば動画が掲載されていても、企画から担当したのか、支給素材の編集だけを担当したのかで、相談できる内容は変わります。Webサイトの写真でも、デザインだけなのか、文章整理や開発まで含むのかが分からなければ、読者は自分で推測することになります。
Googleの公式ガイドは、独自の情報、明確な情報源、内容を適切に説明する見出しなどを、コンテンツの自己評価項目として挙げています。以下の5項目は、この考え方も参考にした実務上の整理案であり、Googleが指定した事例ページの必須様式ではありません。検索順位やAI回答への掲載を保証するものでもありません。出典:Google 検索セントラル
実績紹介に入れる5つの情報
1.相談前の課題:何を変えたかったのか
最初に、依頼の背景と用途を書きます。「動画を作りたい」という発注内容の一段前に戻り、誰に何を伝える必要があったのかを整理します。
- どのような人に見てもらう仕事だったか
- それまで、何が伝わりにくかったか
- 公開場所・利用場面・対応期限などの条件は何だったか
「認知度を上げたい」だけで終わらず、説明会で使うのか、営業担当が商談前に送るのかなど、確認できる場面を添えます。顧客の課題と制作側の推測は分け、取材で確かめていない気持ちを代弁しないようにします。
2.担当範囲:どこからどこまで関わったのか
担当した工程を具体的に示します。映像なら企画、構成、撮影、編集。Webなら情報整理、原稿、デザイン、実装、公開後の更新などです。実際に担当していない工程は含めません。
顧客や協力会社との共同制作では、役割を混同させない表記にします。制作時期、制作物の種類、納品形式なども、公開可能な範囲で添えると条件を理解しやすくなります。
書き方の想定例(実在の案件ではありません)
「採用説明会で使う社員インタビュー動画の構成・撮影・編集を担当。出演者の選定と社内調整は依頼企業が担当しました。」
「採用支援を実施」とまとめるよりも、相談できる範囲が具体的になります。
3.判断と工夫:なぜその方法を選んだのか
使用機材やソフト名を並べる前に、課題と対応のつながりを書きます。「何を作ったか」に加えて「なぜそう作ったか」があると、自社の考え方を伝えられます。
たとえば、仕事の内容を説明するために作業場面と社員の発言を組み合わせた、更新する担当者が迷わないよう入力項目を整理した、といった判断です。専門用語だけにせず、読者にとっての意味を添えましょう。
工夫は、記録や担当者への取材で確かめられるものを選びます。制作後に、実際には検討していない立派な意図を付け足さないことも重要です。
4.確認できた結果:完成物と成果を混同しない
「納品した」「採用説明会で使用された」「応募数が増えた」は、それぞれ別の情報です。納品記録しかないのに、採用成果まで出たと表現しないようにします。
| 情報の種類 | 確認する資料 | 書くときの注意 |
|---|---|---|
| 制作・納品したもの | 納品物、承認済み仕様、完了記録 | 種類・担当範囲を具体的にする |
| 使われた場面 | 掲載ページ、上映記録、担当者の確認 | 確認できた場所・時点に限定する |
| 数値の変化 | 集計資料、期間、指標の定義 | 比較条件と他の施策の有無を添える |
| 顧客の感想 | 発言記録と掲載内容の確認 | 要約と直接引用を分け、意味を変えない |
数値がない場合も、公開可能な完成物、利用方法、制作上の判断は紹介できます。「効果はまだ集計していない」と事実どおりに区別しましょう。数値が増えていても、それだけで制作物が増加の原因だと断定しないことが大切です。
5.相談先:似た課題の人が次に何を伝えるか
最後に関連サービスと相談先を示します。「お気軽にお問い合わせください」に加えて、相談時に分かると助かる情報を案内しましょう。
- 今回の事例と似ていると感じた課題
- 予定している用途や公開場所
- 希望時期と、すでに用意できている資料
事例と同じ仕様を買うよう促すのではなく、自社の条件を伝えて相談できる入口にします。公開できる問い合わせ方法と、実際の対応範囲が一致していることも確認してください。
担当者への取材から公開原稿までの進め方
最初から複数案件を量産せず、資料と担当者の確認がそろう1件で型を作ります。以下は作業を進めるための提案手順です。
- 資料を集める:依頼内容、提案資料、納品物、利用状況の記録を案件単位でまとめます。
- 5項目で聞く:課題、担当範囲、判断の理由、確認できた結果、次に相談できることを担当者へ聞きます。
- 根拠をひも付ける:原稿の主張ごとに確認資料と確認者を控え、不明点は質問として残します。
- 公開原稿と画像をそろえる:見出し、本文、画像、キャプションを一組にして関係者へ確認を依頼します。
- 公開後に点検する:画像、動画、関連サービス、相談先のリンクを確認し、変更時の更新担当を決めます。
社内の確認表には「原稿の文」「根拠資料」「確認者」「掲載可否」を並べると、不明点を引き継ぎやすくなります。AIで取材メモを整理する場合も、入力してよい情報の範囲を先に決め、出力と元資料を照合してください。欠けた数値や顧客コメントをAIに補わせない運用にします。
公開前の注意点
- 社名を出せない場合:匿名化しても、写真・地域・案件時期などの組み合わせで特定できないか、公開してよい範囲を関係者に確認します。
- 画像の扱い:人物、ロゴ、書類、画面の映り込みを点検し、掲載媒体と用途に合う利用範囲を確認します。
- AI画像の扱い:説明用の生成画像を実際の顧客や納品実績の写真として見せません。使う場合はAI生成イメージと明記します。
- お客様の声:発言を短くした結果、意味が変わっていないか、掲載する文章そのもので確認します。
- 時点の表記:制作時点の担当範囲や結果と、現在提供しているサービスを分けて記載します。
公開可否が決まらない部分は、事実らしく言い換えて残すのではなく、確認が終わるまで掲載を保留します。社内だけで判断できない契約上・権利上の点は、関係者や専門家に確認してください。
よくある質問
Q.実績紹介には成果の数字が必須ですか?
必須ではありません。確認できる納品内容、利用場面、工夫した理由を具体的に書けます。数字を載せる場合は、根拠と集計条件を確認し、未計測の効果を補わないようにします。
Q.顧客名を出せない案件も紹介できますか?
公開が認められた範囲があれば、その範囲で検討できます。ただし、社名を消せば十分とは限りません。本文と画像を合わせた掲載案で、どこまで公開できるか確認してください。
Q.完成動画を埋め込めば文章は短くてよいですか?
長い文章にする必要はありませんが、動画を再生しなくても課題と担当範囲が分かる説明は残しましょう。閲覧者が自社との共通点を見つけ、必要な部分から確認できる形にします。
Q.AIで実績紹介の原稿を作ってもよいですか?
掲載可能な資料の整理や下書きには使えますが、根拠資料との照合と公開内容の確認が必要です。実在しない成果、発言、担当工程が追加されていないかを確認します。
Chain-Moviesが支援できる範囲
Chain-Movies株式会社では、企業PR映像や採用動画などの映像制作に加えて、ホームページ開発・LLMO支援を行っています。実績をどのように見せるかについても、伝えたい内容とWeb・映像の役割を整理するところからご相談いただけます。
- 実績紹介ページの情報整理と、課題・担当範囲が伝わる構成の検討
- 写真・動画・文章の役割分担と、関連サービスへの導線設計
- ホームページ制作・改修と、公開後に更新しやすい形の検討
顧客情報の公開可否や成果データの確定は、資料を持つ関係者の確認が必要です。検索・AI回答への掲載や、問い合わせ数の増加を保証するものではありません。
実績はあるのに、紹介の仕方で迷っている方へ
初回相談は無料です。現在の実績ページ、掲載を検討している制作物、公開できる範囲が分かる資料をお持ちいただければ、何から整理するかを一緒に考えます。機密情報を含む資料は、共有方法を確認する前に送らないでください。
出典と確認日
Google 検索セントラル:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成(確認日:2026年10月13日)。独自情報・情報源・見出しなどの自己評価項目を参照しました。
本記事の5項目、取材手順、確認表は実務向けの整理案です。本文中の想定例は実在の顧客や成果を示しません。画像3点はいずれもAI生成イメージです。


